セリカ=フレイム ~異世界のソーサレス~ - アナ速 ~FF14ダメ!ゼッタイ!~
2017/04/07

セリカ=フレイム ~異世界のソーサレス~

lgi01a201403070900.jpg


サンビタリア「今戻ったぞセリカ!ただいまだぜ!」
セリカ「全く騒々しいな。アグラニにもちゃんと行ったのか?」
サンビタリア「うん!前に行く場所に偏りがあるって怒られたからね!意識してるんだぞ!」

……ふむ。本当に今日はアグラニも見てきたようだ。
優秀なパートナーなのだがたまに行く場所や冒険者の選り好みをするのが欠点だ。

ドワーフの……それも男だけ不自然に金欠、行き倒れ率が高いとの調査結果があがってきて
よくよく調査したら彼女の選り好みが発覚したわけだ。
その時の弁明は確かこうだった。

「だって……あそこ炭鉱でガス臭いし、ドワーフも臭いし……」
あの時は五族平等、種族差別がいかに醜いことなのか
たっぷりと1時間私の世界の法や歴史も例にとって説明したものだ。

そう、私はもともとこの世界の住人ではない。
そして今いる場所も現実世界とは言い難い。
違うどこかの並行する世界で私は最高位の魔法使いとして知られていた。
だが高位の悪魔の怒りをかい「煉獄」と呼ばれる永久に終わらない闇の回廊に閉じ込められ
私は肉体とそこで別れを告げることになった。

……高位の魔導師にとって肉体は精神を入れる器に過ぎない。

あらゆる脱出手段が通じないとわかった私は封印呪文
「解魂術」を使わざるを得なくなった。

これは本来敵を攻撃する呪文。禁呪と呼ばれる類のものである。
その効力の恐ろしさ故に外法と呼ばれ封印指定を受けたのである。

『対象の魂を強制的に肉体と分離し無作為に消し飛ばす』

そう。今の説明だけで何故封印指定を受けたかはわかるだろう。
そして以前手に入れた古代の書物にこの魔法についてこんな記述もあった。

『稀に分離された魂が生者の肉体を乗っ取り支配することもある』
『消えたはずの魂の叫びが聞こえることがある』

私はこの魔法についてこう仮定していたのである。
単に肉体と魂を分離するだけで消える事などせずずっと世界を漂っているのではないかと。

それならばこの「煉獄」から精神さえ脱出できれば私ならばたやすく新しい体を手に入れられるのではないかと。

はたして、私のこの推測は半分は正しく、半分は間違っていた。
私の精神は気がついたらこの「アストルティア」という世界にたどり着いていた。

私がこの世界でどういう存在なのか?
簡単に言えば精霊、守護霊やそれに準ずるものとでも言えばいいのだろうか。
私の目的?そんなもの決まっている。もともといた私の世界に戻る事だ。
おそらく肉体はあの煉獄の中であの時のまま残っているだろう。
何しろ何年もの間……もしかしたら10年以上経過していたのかもしれない……あの闇を彷徨い空腹どころか喉の渇きも覚えなかったのだ。
あの闇は時の流れですら閉じ込めているのだ。

さて、私の過去について最初から詳しくをしていたら何時迄も終わらない。
簡単に私の目的だけをまとめるならば……

1,アストルティアで肉体を「煉獄」から解き放つ方法を見つける
2,元の世界に自分自身の精神(魂)を転送する方法を見つける

そしてすでに肉体を闇より解き放つことができる可能性がある方法はこちらでみつけている。

「時渡りの術」

そう、あの煉獄はあらゆる物理干渉を拒絶し永久に対象を闇に閉じ込めるものだ。
だが時間そのものを遡ってしまえば煉獄に閉じ込められる前の状態に戻れるのではないか?
もし駄目なら再度魂のみを離脱させればいい。
問題はその時渡りの術はどうも誰かに教わって使えるようなものではなく遺伝的な要素が重要なようだ。
エテーネと呼ばれる種族のみが使える術。

何しろ呪文の詠唱も何もなく「なんとなく」発動する術なのだ。
盗もうにも覚えようにも発動している術者ですら何故発動しているのか理解していないのだ。わかるわけがない。
正直現状ではこの術を私のものにするのはほぼ不可能である。
だがこの世界の「古代の遺物」……アーティファクトの中にそのような事を可能にする遺物があるかもしれない。

例えばこの世界には「旅の扉」と呼ばれる簡易転送装置が存在する。
簡易といったら勘違いする人もいそうだがはじめてそれを見た時は驚いたものだ。
何しろ「奇跡」と呼べるレベルの魔法装置を一般人が一般生活で使っているのだから。
あの時の私は都会にはじめて来た田舎娘のような惨めな気持ちになったものだ。

私はソーサレスのプライドに賭けてその装置を徹底的に研究しそしてついに装置の自作までたどり着いたのはいつだったか。
とにかくあちこちに便利なアレを設置しているのは実は私だ。
ちょっと自慢したかったのもあってあまり役に立たなそうなところにも置いてきた。
これにより幾分冒険者の活動効率が上がったと自負している。

他にも反重力装置を発生させるドルボード、不可解な光る河、魔と呼ばれる種族。
この世界は"未知"という名の可能性に満ち溢れている。

……一人思案顔をしているとサンが(長いので私はこう呼んでいる)私の前に突然現れる。

サン「セリカまた誰か迷い込んでるんだぜ!説明お願い!私はまたちょっとでかけてくるぞ!」


……まったく慌ただしいやつ。言われなくても新たな来客は私にとっても喜ばしいことだ。
断る理由は無い。



おっと、わかってるよここはどこでお前は誰だ、どうやったらもとに戻れるのか、だろ?
皆同じことを聞くから言わなくてもわかっているよ。

さて、何から話そうかな。そうだまずは自己紹介をしよう。
私の名はセリカ=フレイム。
そうだな……わかりやすく妖精か精霊とでも思ってくれればいい。

さて次は君のことも聞かせてほしい。
お互い名乗り合うのがコミュニケーションの基本だと思わないか?


というわけで君、名前はなんていうんだい?

関連記事

コメント

非公開コメント

まさかのセリカフレイムさんがアストルティアにw
手柄を主張するところが創造主に似ていますね

普通に神のオリジナルより読みやすいし面白くなってるw

Re: タイトルなし

> 普通に神のオリジナルより読みやすいし面白くなってるw

本当ですか!ありがとうございます。
正直やべ、ドラクエネタだしひょっとしてやりすぎて痛い文体になったか?と思ってました。
これで恥ずかしさのあまり1人で七輪焼肉はやらなくて良さそうです

Re: タイトルなし

> まさかのセリカフレイムさんがアストルティアにw
> 手柄を主張するところが創造主に似ていますね

多分こんなキャラを吉田さんは想定していたんじゃないかな?と思い
勝手に書いてみましたw
何しろサンプルが少なすぎてなんとも。

まぁ次回以降セリカ=フレイムじゃなくてサンビタリアという妖精が主役の
アストルティア見聞録になるんですけどね!

思った以上に本格的で草

シークレットシューズもかくやとばかりにゴテゴテと自意識過剰な装飾を履かせていく神の文体から無駄を省いたら普通に読める文章になってしまうのでは(名推理)
記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。 Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.